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海辺にて

一人浜を歩く

意識は沖へ沖へと流され
うねる波間に揺蕩う

 

風をうけ時に抗いながら
渡り鳥は進んでゆく

 

ふと足を止め来し方を想う

 

遠く雲間から差し込む光の下
小さな小舟が過ぎゆく

行き方を思い
一人また浜を歩く

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